オフィスや家庭に一台あると災害時も安心な発電機。今やかなり小型な発電機も発売されています。
認知度が高くなっている非常用発電機にも色々な種類があるのはご存知でしょうか？
この記事では非常用発電機の種類や、個人～企業までおすすめの発電機をご紹介します。
非常用発電機とは
非常用発電機は自然災害や不測の事態により電気の供給が止まった際、一時的に電気を供給する装置です。
燃料（ガソリン／ガスなど）を使いエンジンを動かし発電、給電をする仕組みです、
最近も自然災害が影響し各所で停電が発生しており、非常用発電機の関心は高まっています。
また災害時はもちろん、キャンプや屋外作業など、電源がない場所でも電化製品を使えるため、非常時以外にも活躍する機会があります。
非常用発電機の主な種類を紹介
非常用発電機といっても多種多様で、発電方法により用途が変わります。
また価格も一般家庭用だと数万円、企業や施設の場合は数百～数千万となります。
まずは発電方法の一般的な種類と特性をご紹介します。
ガソリン発電機
小型発電機で主に利用されます。
携帯可能なものが多く、汎用性が高い特徴があります。
一時的な非常時電源としてよく使用され、アウトドアや屋台などでも大活躍します。
ただし燃料の長期保管に向かないため、メンテナンスを都度する必要があります。
ディーゼル発電機
ディーゼル発電機は軽油、重油などを燃料にします。
燃費・耐久性ともに高い特徴を持つので、大量の電力を必要とする場合や長期間の使用に適しています。
ただし災害時の燃料調達が難しくなる場合があるため、日頃のメンテナンスや非常用燃料配送のBCP対策が必要です。
天然ガス発電機
クリーンな燃焼が特徴で、燃料の供給が安定している場合に適しています。
一般家庭や企業にはあまり向きません。
プロパン（LPガス）発電機
公共施設や病院、学校などの停電対策として多く導入されています。
災害に強いLPガスが燃料で、長期保存可能が可能です。
停電時には自動的に起動し電気の供給開始するため、迅速な復旧が見込め、災害に強い非常用電源です。
太陽光発電機
燃料不要で環境に優しい特徴がありますが、電力供給は天候に依存するデメリットがあります。
大量の電力供給には向きませんが、家庭レベルであれば電力を賄える可能性があります。
バッテリー式発電機（ポータブル蓄電池）
スマホなど短時間の電力供給に適しています。
メンテナンスは簡単ですが、長期間の使用や大量の電力供給には向いていません。
企業／状況別でおすすめの発電機の種類
中〜大規模企業
ディーゼル発電機は大量の電力を供給できる上、耐久性も高いため、多くの企業で採用されています。燃料の調達や保管も比較的容易です。
小規模企業やオフィス
ガス発電機やプロパン発電機は、小〜中規模の電力需要に適しています。
環境に配慮したい場合
太陽光発電機やバッテリー式発電機は、燃料を必要としないため環境に優しく、一定の条件下で有用です。
短時間の電力補完
ガソリン発電機やバッテリー式発電機は、短時間での電力供給に適しています。
企業の規模、必要な電力量、燃料の入手可能性、設置スペース、環境への影響などを考慮して、最適な非常用発電機を選ぶことが重要です。
BCP対策における非常用発電機
企業運営において災害やリスク発生後の備えを準備することで、事業継続や取引先への信頼度に大きく繋がる時代となっています。
停電などが起こった場合、企業に大きな損害を受ける場合があるため、非常用発電機は必要な設備です。
まとめ
発電機は災害対策から日常まで様々な場面で利用することができます。もしもの時に備え、安全な環境を整えていきませんか？
